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抵当権とは?ローン残債があっても売却する方法も解説

2023年6月21日「水曜日」更新の日記

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【抵当権とは】 不動産や有価証券などの財産に対して、借金の担保として設定される権利のことです。 抵当権を設定することで、財産の所有者は借金を返済しない場合に、その財産を競売にかけられることになります。しかし、借金が完済された場合や借金が返済不能となった場合には、抵当権を抹消する必要があります。 抵当権を抹消する方法の一つは、抹消登記を行うことです。抹消登記は、不動産登記簿や有価証券の名義人が、抵当権を解除するために登記官に申請する手続きです。 抹消登記を行うためには、抵当権者の同意が必要となります。抵当権者は、抵当権設定時に借り手から得た担保を放棄することになるため、同意が得られない場合には抹消登記ができません。 もう一つの抵当権を抹消する方法は、借金の完済です。抵当権は、借金が完済された場合には自動的に抹消されます。この場合、抵当権者が同意する必要はありません。 ただし、完済後に抵当権が自動的に抹消されるため、抵当権を設定した者が抹消登記を行わない場合には、不動産登記簿や有価証券の名義人に誤った情報が残ることになります。そのため、抵当権の完済が確認できた場合には、抹消登記を行うことが望ましいです。 【残債があっても売却する流れ】 不動産や自動車など、大きな買い物をした際には、ローンやリースといった借入方法を利用することが一般的です。しかし、借入中に思わぬ事情により返済が滞ったり、返済に充てるお金が足りなくなってしまった場合、残債が残ってしまいます。このような状況でも、物件を売却することは可能です。今回は、残債があっても売却する流れと方法を紹介します。 〈アンダーローン〉 物件の売却価格が残債よりも低い場合に、残債との差額を借り入れる方法です。具体的には、例えば自動車をローンで購入した場合、ローンの残債が100万円で売却価格が70万円だった場合、アンダーローンとして30万円を別途借り入れて、残債を完済することができます。 〈リースバック〉 物件を売却した後にリース契約を締結し、売却代金を借りる方法です。具体的には、自動車を所有している場合、自動車を買取業者に売却し、その後同じ業者からリース契約を締結することで、現金を手に入れることができます。 〈オーバーローン〉 物件を売却した際に、残債を返済しなくてもよいように、新たに借入する方法です。具体的には、不動産を所有している場合、現在の物件を売却し、新しい物件を購入する際に、残債分を新たに借入することができます。 【売却するときの注意点】 不動産を売却するときには、慎重な準備が必要です。特に、住宅ローンが残っている場合は、売却に関するルールや手順を把握しておくことが重要です。 〈築年数〉 不動産を売却するときには、築年数が非常に重要な要素となります。一般的に、築年数が浅い物件は高値で売却されやすい傾向があります。一方、築年数が古い物件は、設備の老朽化や修繕費用の問題があるため、価格が下がることがあります。 〈住宅ローンの残債〉 売却する不動産には、住宅ローンの残債がある場合があります。この場合、残債が残っている不動産を売却するには、金融機関や担保会社とのやりとりが必要となります。売却の前に、残債の金額や支払い方法、手続きに関する詳細を確認しておくことが必要です。 〈任意売却〉 住宅ローンの残債がある場合には、任意売却という手続きがあります。任意売却とは、金融機関と協力して不動産を売却し、残債を返済する手続きのことです。任意売却には、メリットもありますが、注意点もあります。売却価格が低くなることや、クレジットスコアが下がることなどが挙げられます。 【まとめ】 不動産売却には多くの問題が伴いますが、適切な方法を選び、注意点を把握することで、円滑な売却が可能になります。売却を検討する場合には、専門家のアドバイスを受けることも大切です。

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