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中古マンションの低層階と高層階のメリットをご紹介

2023年6月1日「木曜日」更新の日記

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中古マンションを購入する際に、気になるのが階数です。低層階と高層階では、それぞれにメリットとデメリットがあります。どちらを選ぶかは、個人の好みやライフスタイルによって異なりますが、一般的にはどのような特徴があるのでしょうか。今回は、中古マンションの低層階と高層階のメリットとデメリットについて、詳しく解説します。 【中古マンションの低層階のメリット】 低層階とは、一般的には1階から3階までのことを指します。低層階に住むメリットは、以下のようなものがあります。 <避難しやすい> 万が一、火災や地震などの災害が発生した場合、低層階では避難しやすいという利点があります。階段を使って素早く外に出ることができますし、場合によっては窓から脱出することも可能です。高層階では、エレベーターが使えない場合や煙が充満した場合など、避難が困難になる可能性があります。 <エレベーターの待ち時間が少ない> 低層階では、エレベーターを使わずに歩いて出入りすることができます。そのため、エレベーターの待ち時間や混雑を気にする必要がありません。また、エレベーターを使わないことで、運動不足の解消や節電にも貢献できます。 <管理費や修繕積立金が安い> 中古マンションでは、管理費や修繕積立金は階数によって異なる場合があります。一般的には、高層階ほど管理費や修繕積立金が高くなります。これは、エレベーターの使用頻度や消耗度、外壁や窓の清掃費用などが影響しています。低層階では、これらの費用を抑えることができるため、ランニングコストを節約できます。 <隣接する建物との距離が近い場合でも、カーテンを開けることができる> 低層階では、周囲の建物との距離が近い場合でも、カーテンを開けることができるというメリットがあります。これは、1階から3階までは目線の高さが低く、視線を気にする必要が少ないからです。カーテンを開けることで、自然光を取り入れたり、外の景色を楽しんだりすることができます。 【中古マンションの低層階のデメリット】 一方で、低層階に住むデメリットもあります。以下のようなものが挙げられます。 <眺望や採光が悪い場合がある> 低層階では、周囲の建物や樹木などに遮られて、眺望や採光が悪い場合があります。特に、南向きや角部屋などの好条件の部屋が少ないため、日当たりや風通しに不満を感じることがあるかもしれません。また、眺望が悪いと、開放感やプライバシーに欠けると感じることもあります。 <騒音や害虫の影響を受けやすい> 低層階では、道路や駐車場、公園などの騒音に悩まされることがあります。車やバイクの音、子供の声、犬の吠え声などが聞こえてくることで、静かに過ごしたいときにストレスを感じることがあるでしょう。また、低層階では、害虫の侵入も多くなります。特に、1階ではゴキブリやネズミなどの被害に遭う可能性が高くなります。 <湿気やカビが発生しやすい> 低層階では、湿気やカビが発生しやすいというデメリットもあります。日当たりや風通しが悪いと、室内の空気がこもってしまい、湿度が高くなります。その結果、カビやダニなどの発生や増殖につながります。これは、健康や衛生面にも影響を及ぼします。また、湿気が多いと、洗濯物の乾燥にも時間がかかります。 <冬場は寒く、夏場は暑い場合がある> 低層階では、冬場は寒く、夏場は暑い場合があるというデメリットもあります。これは、日当たりや風通しの影響だけでなく、建物自体の断熱性能や設備の効率性にも関係しています。低層階では、上層階からの熱の伝わり方や換気の仕方によって、室温が上下することがあります。そのため、冷暖房費が高くなったり、快適さが損なわれたりすることがあります。 【中古マンションの高層階のメリット】 高層階とは、一般的には10階以上のことを指します。高層階に住むメリットは、以下のようなものがあります。 <眺望や採光が良い> 高層階では、周囲の建物や樹木などに遮られずに、眺望や採光が良いというメリットがあります。特に、南向きや角部屋などの好条件の部屋が多いため、日当たりや風通しに恵まれます。また、眺望が良いと、開放感やプライバシーを得られると感じることもあります。 <騒音や害虫の影響を受けにくい> 高層階では、道路や駐車場、公園などの騒音に悩まされることが少なくなります。車やバイクの音、子供の声、犬の吠え声などが聞こえてこないため、静かに過ごしたいときにリラックスできるでしょう。また、高層階では、害虫の侵入も少なくなります。特に、ゴキブリやネズミなどの被害に遭う可能性が低くなります。 <湿気やカビが発生しにくい> 高層階では、湿気やカビが発生しにくいというメリットもあります。日当たりや風通しが良いと、室内の空気が入れ替わりやすく、湿度が低くなります。その結果、カビやダニなどの発生や増殖を防ぐことができます。これは、健康や衛生面にも良い影響を与えます。また、湿気が少ないと、洗濯物の乾燥にも時間がかからず、衣類の管理もしやすくなります。 <冬場は暖かく、夏場は涼しい場合がある> 高層階では、冬場は暖かく、夏場は涼しい場合があるというメリットもあります。これは、日当たりや風通しの影響だけでなく、建物自体の断熱性能や設備の効率性にも関係しています。高層階では、下層階からの熱の伝わり方や換気の仕方によって、室温が安定することがあります。そのため、冷暖房費が節約できたり、快適さが向上したりすることがあります。 【中古マンションの高層階のデメリット】 高層階に住むデメリットは、以下のようなものがあります。 <避難しにくい> 高層階では、避難しにくいというデメリットがあります。火災や地震などの災害時には、エレベーターは使えません。そのため、階段を使って避難しなければなりません。しかし、高層階では、階段の数が多くなります。そのため、避難に時間がかかったり、体力を消耗したりすることがあります。また、高層階では、救助活動も困難になることがあります。 <エレベーターの待ち時間が長い> 高層階では、エレベーターの待ち時間が長いというデメリットもあります。特に、朝夕のラッシュ時や休日などには、エレベーターの利用者が多くなります。そのため、エレベーターを待つ時間が長くなったり、乗れなかったりすることがあります。また、エレベーターの故障や停電などのトラブルに遭うと、大きな不便を感じることもあります。 <管理費や修繕積立金が高い> 高層階では、管理費や修繕積立金が高いというデメリットもあります管理費や修繕積立金は、マンションの共用部分の維持管理や修繕に必要な費用です。高層階では、エレベーターや防災設備などの設備が多くなります。そのため、管理費や修繕積立金も高くなります。また、高層階では、風雨や日差しの影響を受けやすく、外壁や窓などの劣化も早くなります。そのため、修繕費用も高くなります。これらの費用は、住戸の広さや階数に応じて決められます。そのため、高層階では、低層階よりも負担が大きくなります。 <窓を開けられない場合がある> 高層階では、窓を開けられない場合があるというデメリットもあります。これは、高層階では、風が強かったり、気圧が低かったりすることがあります。そのため、窓を開けると、室内に風が入り込んだり、窓が割れたりする危険性があります。また、高層階では、窓から落下する事故も起こりやすくなります。そのため、窓を開けることに制限があったり、開けられないように施錠されていたりすることがあります。 【まとめ】 中古マンションを購入する際には、低層階と高層階にはそれぞれメリットとデメリットがあります。低層階では、避難しやすく、管理費や修繕積立金が安いというメリットがありますが、眺望や採光が悪い場合があるというデメリットもあります。高層階では、眺望や採光が良く、騒音や害虫の影響を受けにくいというメリットがありますが、避難しにくく、管理費や修繕積立金が高いというデメリットもあります。自分の優先順位や予算に応じて、最適な階数を選択することが大切です。

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