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「一括借り上げ」関係で問題が生じやすいのは

2021年3月25日「木曜日」更新の日記

2021-03-25の日記のIMAGE
賃貸料での儲けを目論む不動産投資では、収益物件の評価のときに利回りと言われる数値を用いることになりますが、より詳しく言うと、年間で支払われる賃貸料から必要経費分を除き、これを物件を購入した価格で除した「実質利回り」を使うのがより一般的かも知れません。一括借り上げを持ちかけてくる会社等は、「長期一括借り上げ」などと宣伝をしています。宣伝を頭から信じ込まず、業者と契約する際は、ちゃんと内容を確かめることが不可欠です。投資により利益が得られる収益物件には、家賃など一定の賃料で得られる利益以外に、売買差益を見込める物件もあることをお伝えしておきます。賃料のような利益のことは株主への配当金と同じようなものとして「インカムゲイン」、不動産売却による差益は資産の価格変動によるものとして「キャピタルゲイン」と呼ぶケースもありますので、混同しないようにしてください。将来性が危ぶまれるという噂が飛び交ってから大分月日が経過したわけですが、昨今今一度人気が高まってきているようで、方々で不動産投資セミナーが開かれることが増加する傾向にあります。「一括借り上げ」関係で問題が生じやすいのは、「一括借り上げ」方式が事業者と事業者の契約ということになってしまうので、アパートなどのオーナーは消費者契約法の消費者にならないということと、売買ではないために宅地建物取引業法第35条が適用されないので、重要事項説明がされないせいだと思われます。

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