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基本性能にすぐれた木造

2020年7月29日「水曜日」更新の日記

2020-07-29の日記のIMAGE
木造は、在来軸組工法をはじめ、ツーバイフォー工法、木質パネル工法など、種類が豊富で最もポピュラーな工法です。数多くのすぐれた性質のなかでも、耐久性には目を見張るものがあります。きちんとした処理が施されていれば、木は伐採された後、実は含水率が低くなることによって強度・剛性ともにアップし強くなっていく性質を持っています。ピークは200~300年後で、約1000年後に新材と同程度に戻ります。強度や剛性とは、曲げ、圧縮、引っ張りなどに対抗する力。鉄やコンクリートと比較してみればその強さとバランスのよさは一目瞭然です。1300年前に建設された最古の木造建築である法隆寺を例にあげるまでもなく、木ほど耐久性にすぐれた建築素材はありません。調湿性も高く、湿気が多いときは余分な水分を吸収して結露やカビを防ぎ、乾燥しているときには、水分を放出して、建物の傷みを防ぐのに役立っています。「気をつけなければならないのが腐朽です。腐ると構造体が傷むばかりか、シロアリ発生のきっかけにもなります。しかし、木は温度・湿度・酸素・栄養の4要素がそろわないかぎり腐りません。このなかで最もコントロールしやすいのが湿度すなわち水分です。

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