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生産段階から環境に配慮する姿勢が大切

2020年7月24日「金曜日」更新の日記

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家を建てる本人がいくら環境に貢献したくても、それに対応できない業者では、資源を大切にする住まいづくりは難しいでしょう。ものをつくる企業にとって、生産活動の過程で資源を消費したり、二酸化炭素の排出などによって環境に負荷をかけることはある程度避けられないことです。そのことを前提に考えた場合、メーカーや工務店にどのような点を期待すればよいのでしょうか。エコ・マテリアル、エコ・デザインという考え方に、ヒントを見ることができます。エコ・マテリアルとは、生態系と調和・共存できる材料のこと。生産物の原材料は、ライフサイクルの全工程において環境に与える負荷が最小限に抑えられ、かつ再利用、再資源化が高いものであるべきだという考え方です。エコ・デザインは、省資源、再利用、再資源化をあらかじめ考慮した環境配慮した製品づくりのシステム全体を指す言葉です。住宅産業に求められるのは、環境への負荷が少ないエコ・マテリアルを使い、エコ・デザインの思想に基づいた家づくり。これが必要なのです。エコ・マテリアルを採用したエコ・デザインによる住まいづくり。それは、地球と住宅産業の共:生をめざすうえで、今後を占うひとつの回答といえるでしょう。しかし、理論上は可能であっても、コストや手間の面から非常に困難なのも事実です。その困難を乗り越えて開発されたのが、ミサワホームの「100パーセントリサイクル住宅」。

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