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ある子ども部屋の歴史(1)

2020年6月26日「金曜日」更新の日記

2020-06-26の日記のIMAGE
家族が増えたり減ったり、子どもが成長したりなどの変化に対応するために、部屋の間仕切を壁や扉で固定してしまわないで、動かすことのできるゆるやかな間仕切にすることがあります。引戸やカーテンで区切ったり、可動家具などを利用します。
・間仕切の引戸はあけたまま
年の近い男の子二人が使うこの子ども室は、二人が小学校低学年の時に新築しました。二つの部屋は引戸で分けられますが、引戸を壁の中に引き込むと、幅一・八mの開口でつながります。二つの部屋は仕上材も全く同じなので、ひとつながりの広い空間として感じられます。当初は造り付け家具は何もありませんでした。そのころはまだ個室にこもって勉強する年齢ではありませんし、模型の汽車のレールを広げる等、いろいろな遊びができるようになるべく広い遊ぶスペースを確保したいと、南の一室には本箱だけ置いて遊ぶ部屋とし、北の一室に二段ベッドを入れて寝る部屋にしました。「寝る部屋に一応机と椅子はありますが、勉強は居間の大きな机でしていました。本箱はおもにおもちゃ置場となっていました。レゴやミニカー、工作の作品を並べる場所としても便利でした。床はパーケットフロアで、床遊びに冷たいからとカーペットを置くつもりでしたが、引越してすぐ近所の子どもと部屋いっぱいに使っておはじきで遊んだら、ツーとすべって面白く、「カーペットはいらない」ということになりました。壁はラワン柾ベニャつきつけクリアラッカー仕上げですが、画鋲を自由に使えます。いたずら盛りに新築したので、ひどく汚くなったら成長した段階で塗装かクロス貼りをとも考えていましたが、10年経ったいま、ベニヤが日に焼けてきれいな飴色になり、その必要は全くないようです。

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