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楽して子育てできる家(1)

2020年6月22日「月曜日」更新の日記

2020-06-22の日記のIMAGE
子どもが小さい時の家事は、時間がいくらあっても足りない感じです。小さい子のいる家はまず親の育児労働が少しでも軽減できるつくりにしたいものです。さらに、お年寄りの介護労働となるともっと切実でしょう。子どもとお年寄りの世話をしやすい家づくりがもっともっと考えられていいと思います。育児がしやすい家をテーマに、施主と設計者が一緒に考えてつくったAさんの家を紹介しながら、子育てをしやすい家づくりのポイントを考えたいと思います。Aさん夫婦は、小学校一年の男の子と、保育園に通っている二歳半の女の子がいて、現在子育て真っ最中。共働きなので、なるべく楽に家事も子どもとのつきあいもできるような住まいをと望まれました。
・子どもたちが自分でしまえる収納がある
おもちゃや衣類などは、自分で出し入れできる収納をつくってあげると、子どもは大喜び。Aさんの家では、造り付けのベンチの下の引出しを子ども用収納にしました。大きいのですがキャスターがついているので出し入れも楽です。何でも自分でやりたがる小さいうちに、自然と片付ける習慣もできました。
・.目の届くワンルームが便利
この家は二階に家族生活の中心があります。食事をしたりくつろいだりする家族室と台所がひとつながりになっていて、その先に畳コーナーがあります。あえて居間や食堂ではなく家族室と名づけたのは、かつての茶の間的な家族の生活の場にしたいという思いからです。ワンルームは、家事をしながら子どもの動きをいつも見ていられるので、子どもが小さい間は便利です。子どもにとっても広々とした空間は気持よさそうです。畳コーナーはベンチと同じ高さで三帖しかありませんが、子どもの着替え、昼寝の時に重宝だそうです。狭いながら掘ゴタツもあって、床板が冷たく感じられる寒い日の遊び場にもなっています。

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