引っ越し貧乏
2020年3月24日「火曜日」更新の日記
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- しかし、スチュワーデスの中には、きちんと貯金している人もいます。私はそこで、お金が貯まらない理由は何かと分析してみました。
すると、「飽きっぽい」という私の性格に原因があったことがわかりました。
最も大きなお金の使い道は「引っ越し」、つまり「引っ越し貧乏」だったのです。
1つのところに落ち着くことができない私は、しばらく住んでみると飽きてしまい、半年に1回は引っ越ししていた時期があります。
「他の環境に身を置いてみたい」「もっと違う場所に住んでみたい」と、新たな刺激を求めては引っ越しを繰り返すのです。
「友人やボーイフレンドなどと嫌なことがあったら、気分を入れ替えるために引っ越しです。新しい環境に移れば、次のステップに進めるだろうと思うわけです。
彼氏にフラれたとき、どうしようもなく落ち込んだとき、仕事がうまくいかなかったとき......。
自分を変えるため、嫌なことを忘れるために、私は引っ越しすることしか思いつきませんでした。
新しい物件を探しながら、新たな自分に変わっていくような気がするのです。たびたびそれを繰り返せば、引っ越し代もバカになりません。
引っ越しをすれば敷金・礼金だけではなく、引っ越しのための運送費用など、お金がどんどん出ていきます。
ボーナスはいつも引っ越し代でなくなり、それだけでは足りずにクレジットカードを使って借金をするほど。
そして、その借金を返すためだけに1年はすぎてしまうのです。
だからもちろん、貯金はゼロ。これは致命的です。
こんなクセがある限り、私はお金を貯められない=マンションが買えない=自分に自信が持てない、ということにつながっていくでしょう。
この引っ越しグセから脱出しなければ、心が満たされることもなく、自信がつくこともないことに気がつきました。
「これからは引っ越しはしない」そう、固く決心しました。
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