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18歳で海外での家探しを体験

2020年3月7日「土曜日」更新の日記

2020-03-07の日記のIMAGE
私の家探しは、8歳のときから始まりました。日本ではなくオーストラリア、香港、中国、シンガポール......。
さまざまな国で必要に迫られ、物件探しをすることになりました。
まず、最初の国はオーストラリア。高校卒業後、英語も話せないのにいきなりオーストラリアへ留学。日本を出たくて仕方がなかった私は、無理矢理両親を説得し生まれて初めて海外に出たのです。そんなふうにやっとの思いで家を出た私は、誰にも頼るわけにはいきません。
一から不動産会社に当たって物件を探しました。オーストラリアでの留学生活を終えて、外資系航空会社のスチュワーデスになった私は、今度は香港へ住むことになりました。日本やオーストラリアに比べ、治安の悪い香港での物件は、東京よりも家賃が高いうえに部屋は狭く、まったく違う世界。ワンルームマンションは、ほとんどありませんでした。ここでも、一から探すことになりました。そして次に中国、シンガポールと移り住むことになりましたが、それぞれの国で、まったく知人もいないところから家を探しました。
今でこそ上海に高級マンションが建っていますが、私が住んでいた当時の北京では、むき出しの壁は汚く、水道の水は濁り、お湯がポタポタとしか出てこないような設備が整っていないマンションがまだまだありました。・シンガポールでは、香港よりは広くて家賃も手ごろなマンションが多く、1年中暑いからか、ほとんどのマンションに専用プールがついていました。
1LDKで、やや広めのワンルームマンションも、比較的ありました。こうしていろいろな国で自分の目で見た物件は、日本とはまったく違っていました。
その経験は帰国してマンションを購入するときに、大いに役に立ったのです。今の若い人の中には、マンションという金額の大きな買い物なのに感覚や感情優先で、あまりよく勉強もせずに購入してしまうことが多いように思います。私も日本に住んでいれば、きっと同じ考えだったかもしれませんが、海外で一から探した苦労によって、冷静に分析し、物件を見つけられるようになりました。

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