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50代からは夫妻の寝室は別がよい(1)

2020年2月21日「金曜日」更新の日記

2020-02-21の日記のIMAGE
マンションや分譲住宅の案内パンフレットを見ると、夫妻の寝室スペースは、以前にくらべてわずかながら広くなってきているようです。しかしながら、これまでの寝室は住む人の個性がずいぶんないがしろにされてきた部屋であると思います。今までは、与えられた寝室にあわせて生活をしてきました。しかしこれからは、自分たちの生活にあわせた寝室をつくり、暮らしていく、そういう時期にきているのではないでしょうか。夫妻が別々の寝室をもつというのもそのひとつです。同じ家で育った子どもたちにはそれぞれ個室を与えているのに、違う家に育ち、趣味も習慣も異なった夫妻がひとつの部屋におさまらなければならないという決まりはないのです。とくに50代からは、お互いの生活を尊重する意味でも、夫妻の寝室を分ける(別室型)提案をしています。この考え方にはもう少し説明が必要かもしれませんので、くわしく述べてみましょう。まず、中野孝一さん(49歳)と美千代さん(47歳)ご夫妻の場合を紹介します。夫は会社役員、忙しい身で帰宅がしばしば午前さまになります。すでにお休みになっている奥さまに気がねしながら寝室へ、というのでは落ち着きません。就寝前に書類に目を通すこともあります。仕事をもつ妻は朝早く起き、家事をすませて出勤します。寝ている夫を起こさないように、薄暗がりの中でしたくをしなければなりません。そこで、お互いの生活リズムを狂わせないための夫妻別室です。

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