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地価はこれからまだ下がる

2019年11月30日「土曜日」更新の日記

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話を日本に戻しましょう。バブル崩壊以降、一部のブランド立地を除いて、日本の地価は基本的に下落を続けています。2009年の基準地価は、全都道府県の商業地、住宅地とも平均地価が前年より下がりました。1975年の調査開始以来、初めてのことです。住宅地に至っては、なんと8年連続の下落。やはり景気後退による影響が大きく、とくに新築住宅需要の減退が響いているのです。今後、新築住宅需要がかつてのように盛り返すことはなく、地価もまだまだ、なだらかな下落が続くことは間違いないでしょう。2009年の新築住宅着工戸数は3万8410戸(国土交通省調べ)と、5年ぶりに8万戸を割り込みました。2010年はどうなるかと、さまざまなシンクタンクが予想を出していますが、3万~的万戸という見方が多くなっています。一部業界団体などは、期待も込めて8万戸まで回復すると予想しているところもあるようですが、少なくとも100万戸を超えるような時代はもう来ないということだけは、業界も認めざるをえない状況で私は個人的に、このまま景気や政情に大きな変化が起こらなければ、2010年の新築住宅着工戸数は、2009年よりさらに減るだろうと見ています。

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