不動産探しと暮らしのアイデアを伝授!住まING

トップ > 元年11月> 29日

片や、経済が成熟し、先進国と呼ばれる日本では、

2019年11月29日「金曜日」更新の日記

2019-11-29の日記のIMAGE
不動産価格そのものの値上がり期待より、「インカムゲイン(継続的な家賃収入)」期待が強まりつつある状況です。もちろん、これはあくまでも傾向論であって、日本でもいまなお、キャピタルゲイン狙いの不動産投資が行われることはあります。アジア新興国から見たとき、日本の不動産市場は比較的整備された市場だと感じられるようです。実際には、日本の不動産市場は、ほかの先進国に比べてまだまだ未整備で課題も多いのが実情なのですが、アジア新興国との比較でいえば、整備されているといえるのでしょう。たとえば台湾のマンションは、日本でいう「区分所有法」などの法整備がなされていません。売買物件の表示が「100平方メートル」となっていても、実際の専有部(部屋)面樹が8~10平方メートル程度であることも多いようです。ほかにも中東の投資家が一部、日本の不動産を買いに来ています。彼らは、先進国としての日本の安定性に信頼感を持っているようです。それでも、世界的な景気後退、ドバイショックなどの影響もあり、現在では一時の勢いはなくなっています。サブプライム問題の震源地であるアメリカから、日本の不動産に投資する人もいます。先行きに対する不透明感が色濃く残るアメリカ国内よりは、日本市場のほうがまだましと映るようです。問題も多いとはいえ、先進国として安定感ある日本の不動産は、世界の投資家からもある程度の信頼を得ているようです。

このページの先頭へ