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アジアの個人投資家が狙う日本

2019年11月28日「木曜日」更新の日記

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ところで、不動産投資はなにも日本人だけの専売特許ではありません。海外からも、日本の不動産を貸う流れが起きています。最近の傾向として特徴的なのは、中国や香港、台湾など、アジアの個人投資家が日本の不動産を積極的に買いに来ていることでしょう。彼らの目には、現在の日本の不動産価格は非常に割安に映るようです。たとえば台湾都市部のマンションは、表面利回りで2パーセント程度。これでは、経費などを除いた実質的な利回りはマイナスです。にわかには信じがたい話ですが、これで成り立っているのは、台湾ではまだ、不動産価格そのものの値上がり期待があるためです。一方で、日本の中古ワンルームマンションの利回りは7パーセント程度。台湾国内からひとたび日本へと目を向けてみると、その利回り差は3・5倍。それを考慮したとき、インカムゲインに魅力を感じる人の中には、非常に割安感を覚える人がいるということなのでしょう。ここには、日本とアジア新興国とで経済情勢やトレンドの大きな違いが垣間見えます。経済が発展し、さらなる成長が見込まれる台湾などのアジア地域では、国内の不動産価格自体に上昇期待があるため、不動産投資の目的は「キャピタルゲイン(値上がり益)」狙い中心になります。

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