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2019年11月26日「火曜日」更新の日記

キャピタルゲインを狙うか、インカムゲインを狙うかは、「投資する目的」によって変わります。不安要素が強い社会情勢の中で、安定した収入を得たい、将来の安心を確保したいという人は、不動産投資では長く一定のインカムゲインを狙っていくべきでしょう。たとえ株価が半分になるような経済状況になったとしても、賃料相場がすぐに暴落することのない不動産は、市況に左右されず、安定した収入をもたらしてくれるという強みがあります。資産として持ち続け、家貨収入を得ていけば、人生のランニングコストのかなりの部分を確保することも可能なはずです。かつて日本では、キャピタルゲインを目的とした投資が中心でした。もともと比較的短期間で価値が変動し、配当収入より売却益のほうが期待できる株式投資はもちろん、不動産投資においても「いかに高く売り抜けるか」ということだけが重要視されてきました。投資というより、ギャンブル性の高い投機が堀をきかせてきました。しかしこれからは、明らかにキャピタルゲインよりインカムゲインの時代になると私は考えています。そもそも、日本においてキャピタルゲイン狙いの不動産投資を可能にした背景には、「土地神話」がありました。土地を有力な担保資産とし、土地に信用力をもたせてお金を借りられる仕組みをつくったことによって、いつしか土地が大きなパワーを持つようになったのです。