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個人の不動産投資家が動き出した

2019年11月22日「金曜日」更新の日記

2019-11-22の日記のIMAGE
一口に「ボロ物件」といっても、「買っていいボロ物件」と「買ってはいけないボロ物件」とがあります。見た目はボロボロでも、手を加えることでみごとに再生するものもあれば、いくら手を加えてもどうにもならないものもあります。万が一、後者の物件を掴んでしまったが最後、もはやどうしようもありません。また、ボロ物件では入居者の質も重要です。差別する気はまったくありませんが、「不動産投資の常識」として、資料が低い物件の入居者の場合、家賃を滞納したり、部屋を汚したりするなど、大家を悩ませる事態を招く可能性が高まります。ですから、どういった入居者を選ぶか、管理をどう行うかなどもポイントになってきます。_2009年ごろから現在にいたる最新のトレンドとしては、首都圏近郊の古い木造アパートヘの投資が盛んです。土地の上に上物(建物)が建っていてもその価値はゼロで、ほぼ土地の価格で売りに出されている物件、とくに長期にわたって放置されているような物件を購入するやり方です。こういった手法が出てくるのには、多分に融資の都合もあります。金融機関からは大きな金額の融資がままならない状況であっても、土地値に近い価格の物件であれば、探せば融資をしてくれるところもあるからです。ただ、この手法の場合も、前述のボロ物件同様に建物の見極めが大きなポイント。成否は「建物選択限」にかかっているといっても過言ではありません。ところが、実際にしっかり見極めている不動産投資家は多くないのが現状です。都心部にある中古ワンルームマンションも人気を呼んでいます。物件価格のグロス(総額)がリーズナブルであることがその理由。リーマンショック以降、自分の雇用や収入、年金に社会保障と、将来に不安を抱いたことから不動産投資を考えたサラリーマン投資家には、まずこうした中古ワンルームマンションをターゲットにする人が多いようです。ごく一般的なサラリーマンが、給料以外の安定的な収入を求めた結果、あらゆる投資商品の中から不動産投資を選び、中古ワンルームマンション投資から始めてみる――その選択には一定の合理性があります。価格的にも、かかる手間としても、不動産投資の中では比較的手を出しやすい。また、中古ワンルームマンションは、人気が集中したこの一年で、利回りが2パーセント程度下落しましたが、最近は落ち着いているようですから、その面でも選びやすいといえるでしょう。いずれにしても、こうして多くの人が、あなたの知らないところで年収200万円時代の到来を見越して、自分の生活と人生を守ろうと動いているのです。

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