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リバースモーゲージのバリエーション1

2019年11月8日「金曜日」更新の日記

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既に提案した新スキームに限らず、リバースモーゲージには極めて多様な商品構成が想定できます。広義のリバースモーゲージも含み、以下のようなバリエーションが積極的に開発されることが望まれます。これらはいずれも理想型である新スキームの成立を待たずに実現可能なものです。1高齢者の特定ニーズのためのリバースモーゲージ高齢者向けの住宅のリフォーム、医療費や在宅介護費などの特定ニーズに応えるため、その費用を重点的に融資対象とするリバースモーゲージ。痴呆や寝たきりで在宅介護のための費用が必要な高齢者の場合は、介護を受ける高齢者の資産を担保にして、一定の条件の下で同居する相続人が契約者になれる。禁治産宣告は不要である。子供が契約者となれば、意思能力喪失リスクを回避できるメリットがある。契約は介護を受けた高齢者の死亡時に終結する。2終身居住住居を確保するためのリバースモーゲージ現行の住宅ローン制度の下では持ち家取得が困難な中高年齢層を対象にしたリバースモーゲージ。終身居住のみを目的に、中高年齢層が住宅取得を行う場合の購入資金の一部を金融機関が融資し、死後、物件の売却によって清算する形態をとる。また、住宅ローンを完済していなくてもその残高が一定額以下となった段階で、残高を割り引いた額の範囲で高齢者が選択的に利用できるリバースモーゲージも考えられる。

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