自宅を自宅兼アパートに建て替える?二世帯住宅にする?
2019年10月9日「水曜日」更新の日記
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- 老後の経済的な安心のためアパート経営や不動産投資がよいといわれます (1-7参照)。管理面のことを考慮したうえで、親の自宅の活用の1つとして、 その敷地の面積、立地条件、資金負担、税制などからアパート経営を兼ねるの もよいでしょう。また、親子で二世帯住宅を建てて子どもの住居費負担の軽減 をはかり、親の生活安定にする方法も住まいのライフプランです。しかし、気 まずい親子・嫁姑・婚男関係をそのままにして同居しているケースもあります。 こんなつもりではなかったのにと愚痴ってもどうしようもありません。このよ うなことは絶対に避けたいことです。(1) 自宅敷地の活用にはまずプランを親の自宅敷地の状況、面積、資金状況、周辺状況、親または子ども家族の事 情などなどにより親の土地活用の選択肢の1つとして、アパートを隣または同 じ棟に建てる、また子どもとの二世帯住宅を建てることも検討しましょう。ま ずは、親の考え、子どもの考え、今後の生活プランを明らかにしておきましょ う。無責任なプランはダメです。人が住む建物は簡単に取止め・取壊しはでき ないし、大変大きな資金ロスになります。有効活用するなら、十分なマーケット調査と資金シミュレーションが必要で す。また、管理面、自己の生活支援の対策を考えておきましょう。敷地の広さ にもよりますが、親自身が当人だけで老後生活を過すのか、子ども家族との生 活を優先するのか、親自身、子ども自身自分の意思を確かめましょう。建物構 造、資金負担に目が行きがちですが、親と子ども家族との精神的な問題、たと えば、ものの考え方・扱い方の相違などを十分理解したうえで、プランをたて ましょう。精神的な面での理想と現実のギャップには大きなものがあります。(2) 建築の構造に工夫をローンの利用方法、税制面の効果、将来の承継等から、2つの利用、すなわ ちアパート部分と自宅、自宅と子どもの自宅部分とを区分する構造にしておく必要があります。耐火構造による壁、独立した構造により登記上も区分登記で きるのが望ましいといえます。住宅ローンには各種の制度があり、一般のロー ンに比べ期間、金利、条件等に配慮されています。ローン控除、登録免許税、 不動産取得税、固定資産税、都市計画税、相続税の税制面から住宅用に対する 特例がいろいろあります。資金負担、登記名義など専門家に十分検討してもらいましょう。
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