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エネルギー効率の悪い社会になるのはやむを得ない

2019年5月12日「日曜日」更新の日記

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急成長した街は、急激に衰退する。その理由は、人口の偏在です。もちろん、ニュータウンや郊外といっても、時間的に長期にわたって徐々に開発されていった街は、人口の偏在の度合いがなく、案外持ちこたえているケースもあるでしょう。しかし、油断は禁物です。それでも都市としてのインフラの熟成に失敗することもあります。街は、ゆっくりとワイン、のように熟成させなければなりません。熟成に失敗するとゴーストタウンになってしまうのです。街としての歴史の浅い郊外やニュータウンの風景は、いつも同じです。駅前や地元スーパーの前には大量の自転車がところ狭しと並び、幹線通り沿いの大型ショッピングモールには巨大な駐車場が備えられています。私は、この大型ショッピングモールが全国各地の小さな商店街の寿命を縮めている元凶とも考えています。つまり、微妙なバランスを保っている街の寿命を縮めている。少なくとも、徐々に安楽死していくべき街を即死させてしまうほどインパクトがある。かつてあったような大規模店舗法を復活させないと、日本中の街が急速に壊死していくことでしょう。「しかし、国土交通省は自分の天下り先の確保が優先で、零細な商店街のことは考えていないのでしょう。鉄道社会だった日本が、徐々に車社会になっています。昨今は、ガソリンの値段も心配です。仮にエネルギー効率の悪い社会になるのはやむを得ないとしても、そうなれば哀しい現実が迫ってくるでしょう。

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