不動産探しと暮らしのアイデアを伝授!住まING

トップ > 平成30年10月> 17日

青田売りと売れ残り

2018年10月17日「水曜日」更新の日記

2018-10-17の日記のIMAGE
 分譲マンションには、青田売りと完成販売というふたつの販売方式があります。青田売りと は完成前のマンションを、カタログやモデルルームだけで販売するものです。以前は比較的人 きな建設会社の物件に多い販売方式でしたが、最近は規模にかかわらずこちらが主流になって きています。完成販売は中小の建設会社の物件に一般的な販売方式でしたが、どうしても販売間問が短かくなってしまうために、この方式は減ってきています。  青田売りがマンション販売の標準スタイルになってきたのは、販売期間を長くとって売れ残りを防ぐ役割があるのはもちろんですが、最近のある傾向が彫響しています。買い主のライフスタイルを考慮し、自由に間収りを変更できるマンションが増えてきたことです。これまで「共通の問取り」はマンションの宿命とされていましたが、完成前なら問収りを変更すること が可能になったのです。物件や契約の時朗によって変更できる範囲は異なりますが、空間に生活を合わせる今までのマンションとは画期的に異なります。  しかし、一部には、売れ残りが購人契約数を超えるような物件があるのも雅実です。こうなると、メンテナンスやセキュリティも心配ですが、ついには販売価格の値引き、家具やエアコンを付けての販売、禁止だったはずのペット飼育が可能になる、ということもあります。ペット可の物件の場合は、転売する際に著しく価値が低下することは避けられません。 <土地と建物の両方が揃って、はじめて一戸建て住宅>  戸建て住宅を購人する場合、姓て売りであれ、注文住宅であれ、土地は不可欠です。そしてこの土地こそ、建物よりも選定が難しく、ときには取り返しの付かない人きな問題を引き起こしてしまうこともある最重要のチェックポイントなのです。  例えば、ため池や用水路を埋め立てたような軟弱な上地に、ゆとりのある瀟洒な家が姓てられて安く販売されていたらどうでしょう。土地のことを考えるより、売値に比して大きくてきれいな住宅に目が向いてしまって、「どうしても買いたい」という気持ちが先行してしまうのではないでしょうか。  購入を決める際に、広さや価咯はもちろん大きな要件ですが、そういうものばかりに目が行き、どうも土地の状態や履歴は軽く見られてしまいがちです。しかし、戸姓て住宅にかぎらず、住宅の要は家を支える基礎と、その基礎を支える土地の両方なのです。いくら建物の見栄えが良く、価格も申し分のないものだとしても、家と家族をしっかり支えてくれる土地でなければ、将来長い年月にわたって安心して暮らせる本当に満足のいく家にはなりません。"

このページの先頭へ