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「借金してまで所有する」ことの本当の意義

2018年10月8日「月曜日」更新の日記

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10年以上下落が続いているといっても、日本の地価は世界に比べるとまだまだ高い水準です。都心の便利な場所に100平米の広い家を持ちたいと思っても誰もが買える金額ではないでしょう。実際、家を買おうと考えると、「場所」か「広さ」のいずれか、あるいは双方を少しずつ妥協しながら落としどころを探ることになります。それならば、そこまでして所有に固執する必要はあるのでしょうか。いくら低金利といっても住宅ローンを30数年間返済し続ければ、金利支払い分だけでも数千万になります。仮に、3000万円を35年固定2・25%で借りたとした場合、35年間の金利分支払総額は1338万円にも上るのです。土地神話がうたわれていた頃は、キャピタルゲイン(値上がり益。または含み益)が借り入れ金利分をはるかに上回っていました。支払った金利分以上に資産が増えたのです。しかしこのご時世に、キャッシュ(現金)で全額払えるお金持ちならともかく、多額の住宅ローンを借りてまで買う必要はどこにあるのでしょうか?所有(買う)か賃貸(借りる)か、いつになっても永遠のテーマと言われています。しかし、「どっちが正解」という明確な答えはありません。正しいか否かではなく、住まいに対する志向性によって決まるのです。そして、住まいに対する志向性とは「ライフスタイル」から生まれてきます。

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