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防ぐべき事故と防げない事故の区分

2018年9月27日「木曜日」更新の日記

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 介護現場における事故防止活動の成米が上がらない最大の原因は、むだな活動が多いことです。その原因は「防ぐべき事故と防げない事故の区別ができていない」ことにあります。介護という仕事はモノや機械が対象ではなく、人の生活を援助する仕事ですから、どんなに努力しても事故はゼロにはなりません。なぜなら、人が生活するうえでは取り除けない危険があるからです。歩けば誰でも転倒する危険はありますし、普通に生活している私たちも時には食べ物を喉に詰まらせることがあります。  入居者は毎日生活していますから、この生活上の危険は取り除けません。つまり、介護現場には防げない事故がたくさんあるのです。ですから、まず事故防止活動に取り組む前に「どのような事故は防ぐべき事故なのか? どのような事故は防げなくても仕方がないのか?」ということを明確に区分する必要があります。すると、どのような事故が防ぐべき事故であるのかが理解できます。  では、防ぐべき事故と防げない事故はどのように区分したらよいのでしょうか? 防ぐべき事故とは「過失のある事故」です。なぜなら、過失のある事故とは「やるべきことをきちんとやれば防げる事故」だからです。 逆にいえば、過失のない事故は「やるべきことをきちんとやっても防げない事故」ということになります。

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