不動産探しと暮らしのアイデアを伝授!住まING

トップ > 平成30年9月> 26日

資金を回収

2018年9月26日「水曜日」更新の日記

2018-09-26の日記のIMAGE
 一刻も早く資金を回収するために、以前はまだ工事に着手していない野原や更地の段階で販売を開始する。青田売り・が数多く見られた。しかし近年は、前述したように、ある程度物件の形が見え始めた段階で販売を開始するケースが増えている。そこから一気に短期勝負をかけるわけだ。  新聞の折り込みチラシの中に、販売価格が記されていない新築マンション広告が入ってくることがある。これは「予告広告」と呼ばれるもので、広告の反応によって販売価格を調整することで、早期完売につなげる戦略だ。  また、現在は史上まれに見る低金利が続いているのであまり利用されない営業トークだが、「金利が上がると経費がかさむので、マンション価格は上昇しますよ。まだ上がっていないいまのうちが買いですよ」とささやきかける営業マンも、かつてはよくいた。  たしかに金利の上昇は総額を押し上げる要因となるが、実際のところ、金利が上がってもすぐにはマンションの販売価格は上昇しない。積み上げ方式で価格が決まると言っても、やはり市場動向を考慮しなければならず、中長期的にはともかく、金利の上昇をすぐさま価格に連動させるのは難しいからである。

このページの先頭へ