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管理組合の実態

2018年9月13日「木曜日」更新の日記

2018-09-13の日記のIMAGE
S事務所ではマンション管理組合向けのコンサルティングを行っていますが、ユーザーは比較的意識の高い組合が多い傾向にあります。しっかりした組合運営が行われているところは核となるキーパーソンが数名います。こういった方がいると、なんとか回っていくものです。  そうでない場合は、マンション全体のためを思って孤軍奮闘した理事が、「管理会社と癒着しているのではないか」「暴走して好き勝手なことをやっているのではないか」などと変に勘ぐられ、怪文書が出回ってマンションに居づらくなったり、住めなくなって引っ越してしまうなど、本末転倒な事態に陥ることさえあります。管理組合内がいくつかの派閥に分かれ、それぞれ修繕の可否や建て替え論議などで分裂、対立しているマンションもあります。  こうした事態は、メディアの取材対象になりにくいので社会問題としてはあまり注目されません。しかし、こうした問題を抱えたマンションが現実に数多くあることを知っておいてください。  また、所有者の多くがマンション管理に無関心で、特定の人物が何十年も理事長を務めているケースでは、管理会社と癒着が生じ、大規模な工事が行われるたびに裏で理事長にリベートが支払われるといったケースも発覚しています。マンション管理への無関心や他の所有者への依存は、こうした犯罪の温床にもなります。

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