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マンションは管理が大事

2018年9月12日「水曜日」更新の日記

2018-09-12の日記のIMAGE
 「マンションは管理が大事」というフレーズは、ずいぶん前から言われながら、なかなか浸透してきませんでしたが、ようやく都市住民の大きな関心事になりつつあります。  マンション管理において、管理会社は業務委託先に過ぎず、主体はあくまで所有者で構成する管理組合です。ところが、「マンション管理は管理会社がやってくれるもの」と思い込んでいる人がいまだに多いのが実情です。  このことについて、管理会社の側も困っているところがあります。建物の修繕が必要な時期になって修繕の提案を示しても、管理組合の合意が取れず進まない、結果としてマンションの劣化が進み、建物の寿命が縮み、資産性が落ちていくのをただ見ていることしかできなくなります。  もっとも、多くのマンション管理会社は、親会社であるマンションデベロッパーから管理業務を引き継ぐ形で受託していますから、親会社による説明不足のツケが回っているという側面もあります。そもそも新築マンションを販売する際に、マンション管理の丁寧な説明が行われているとは決して言えないからです。  現実を見れば、良好な管理組合運営が行われているマンションは、少数派といっていいでしょう。マンション管理組合の名称は「マンション資産管理組合」とか「財産管理組合」というように変更したほうがいいのかもしれません。なぜなら管理組合の重要な役割の一つは、共有資産を保全することだからです。

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