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【抑圧された賃料】

2018年8月12日「日曜日」更新の日記

2018-08-12の日記のIMAGE
"市場原理にさらされず、裁判などできめられた物の値段(地代・家賃)はもともと不自然であり、 地主・家主をナットクさせるものではありません。 地主・家主といえども、正面から所有権の行使が 制限されるのは甘受するでしょう。 しかし、「社会立法」の名のもとに、他者の利益確保のために、 不当に自分の利益が侵害させられるのは、とてもナットクしがたいのです。 法定更新、法定更新で限りなく続く借地権と借家権を保護していたのでは、地代・家賃についての フリーなマーケットは成立しません。 そのため、地価の形成、地代・家賃の自然な決定が歪められて いる事実は、なんとしても覆うことはできません。 自由なマーケットにさらして賃料がきめられるの は、賃借人側にとっても利益です。 あるところで法定更新を打ち切ることによって、市場に豊富に現 われた貸家、貸店舗の選択が可能になり、かつ不当な賃料を押しつけられなくなるからです。 このようにすることは、一部の悪質賃借人にとっては、不利益かもしれません。 しかし、これから 賃借しようという人、不当な値上げに対抗して新しい場所を求める善良な賃借人にとっては、これは 大きな利益になります。 気の弱い、善良な賃借人が損をして、ふてぶてしく居すわっている強引な賃借人が得をするシステムから、解放されるようになるからです。 社会経済的にみても、借地・借家を市場原理にさらすことは、土地建物の効率的な運用が可能です。 "

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