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①「耐久性」の見極め方

2018年7月5日「木曜日」更新の日記

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不動産の柱や壁、梁(はり)のような構造体は、鉄筋コンクリートでできています。ということは基本的に、鉄筋コンクリートの耐用年数がイコール、マンションの耐久性ということになります。まず、コンクリートエ事の欄を見てみましょう。コンクリートの圧縮強度が「ニュートン(N)」という単位で記載されています。この数値が高いと、通常強度や耐久性も高くなると考えられます。しかし、必ずしも数値の高い不動産ほど頑丈(がんじょう)で、低いものほど耐久性に問題がある物件とは、一概にはいえません。もちろんコンクリートの強度は非常に大きな要素なのですが、建物の強度というものは、ほかに建物の大きさや形状など、コンクリートの強度以外の条件も加わって決まるからです。鉄筋コンクリートの耐用年数を大きく左右するのは、「コンクリートの中性化」です。もともと鉄筋は錆びやすい性質を持っているのですが、アルカリ性のコンクリートが包み込んで外気から守ることで、非常に錆びにくくなります。ところが、時間がたち、空気中の二酸化炭素や雨水がコンクリートのアルカリ性が失われていきます。この現象を「中性子」といいます。

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