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文化的な業種

2018年6月21日「木曜日」更新の日記

2018-06-21の日記のIMAGE
日本人は、心も身体も美しくないといけません。日本人は技術屋、中国人は商人とよく言われますが、商人の囗のうまさ、駆け引きは相当なもので、当っていると思います。昼間は邱先生のご案内で工場視察、夜は高級食事処で飲食をしましたが、決め手になる品質管理や能率主義、徹底した合理主義の教育はまだなさそうに見えました。私は仲間と夜の街で触れ合いたいと考え、茶を飲みに行ったり、足だけのマッサージをしたりして、7人ぐらいの人達と筆談をしましたが、どれも気持の良い人達で、すれてはいませんでした。日本人と同だな、と思ったくらいです。街中では男女のアベックは腕を組み、中には抱き合っている人達もおり、恋は自由のようです。娯楽は少いようですが、人々の表情に自由の気楽さがあり、それ程警察や軍人が威張っている様子もなさそうです。日本人に対する好奇心も少ないようです。彼等はどんどん質を上げ、日本化してくるのだと考えました。ご存知の方も多いと思いますが、邱永漢先生は、40年前は日本一の株式売買の先生であり、株の神様とも呼ばれました。それだけでなく、文学者にして実業家であり、日本、台湾、中国大陸でたくさんの事業を立ち上げております。一極集中の大企業ではなく、新しい発想で産業のすき間を利用した会社や、文化的な業種が多いようです。これは中小企業の神様と言ってもよいでしょう。

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