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地球温暖化の原因

2018年6月18日「月曜日」更新の日記

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地球温暖化の原因については、現在、多くの科学者たちの間で共通の見解となっているのが、「温室効果ガス」によって引き起こされるという説です。ただし、温室効果ガスはもともと、決して「悪者」ではありませんでした。太陽の光は地表に吸収されると熱に変わり、放射熱となって再び地球の外に放出されます。ただし、すべての放射熱が放出されるわけではありません。一部はCO2やメタン(CH4)、一酸化二窒素(N20)などの温室効果ガスに吸収され、地球上に残されます。この温室効果ガスによって、地球の平均気温は約14℃に保たれ、生物が生息可能な環境となっているのです。ところが、産業革命を経て別世紀以降、石油や石炭などの化石燃料が大量に消費されるようになりました。それに伴ない、温室効果ガスの濃度も急激に上昇。その結果、地表からの放射熱の吸収量が増え、地球の温暖化が急速に進んでいったのです。温室効果ガスのうち、とりわけ現在、問題とされているのがCO2です。IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の第4次評価報告書第1作業部会報告書によれば、現在の大気中のCO2の濃度は379ppm(2005年)。これは産業革命以前の約280ppmの約1.4倍です。上のグラフを見てもCO2の濃度が21世紀に入って急激に上がっていることがわかります。地球温暖化の解決には、このCO2の削減が急務なのです。

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