ことごとく失敗に終わった

: ビジネスオール電化というビジネスに対して、「意義」が見出せなくなっていた時期、「自分は『オール電化の都築さん』のレベルで終わりたくない」という思いを強烈に感じていました。「もっと意義のあることをしたい。社会にインパクトを与える仕事をしたい」。そういう思いに駆られていました。そこで、オール電化事業をスタートさせて２年目のときに掲げたのが、「「住環境のトータルソリューション』企業を目指す」。住環境のあらゆるものを提供し、そこで一番をとることを目標に掲げたのです。まずはじめたのが、「リフォーム事業」。「オール電化でお風呂やキッチンの熱まわりが整ったら、ついでにお風呂やキッチンそのものもリフォームしませんか」という流れで、オール電化を導入されたお客様を中心にレターや訪問でご提案をさせていただきました。ところが、これが見事に大失敗。この事業は奈良ではじめたのですが、競合会社がひしめき合っていて、昔からやっていた地元の有力企業にはまったく太刀打ちができません。何回もご自宅に訪問し、何回もお話をさせていただいたにもかかわらず、結局、他社に負けるというパターンを繰り返していました。