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何が省エネかを見極める

2018年5月20日「日曜日」更新の日記

2018-05-20の日記のIMAGE
 限りある資源を大切に使い、美しい地球環境を子供たちのために残そう。キャンペーンとしてはこれ以上の言葉はありませんが、悲しいかな私たち人間は日々休むことなく資源を使いつづけ、水を空気を土壌を汚しつづけ、確実に資源は減少しつづけ、地球温暖化は確実に進んでいます。人が生きるために牛を殺して食べるのは当然のことで、闘牛のように牛をなぶり殺しにするのは許せない、といっても牛が死ぬことに変わりはなく、結局都合のよい側の論理で、汚して当然だといって汚すのと、日々反省しながら汚しているのとでは、態度は正反対でもやっていることはまったく同じなのです。  とはいえ自戒の念を込めて、やはりきれいな地球は残してあげたいし、エネルギーは大事に使わなければなりません。しかし、たしかに省エネにはなるけれど一般の製品より高価な設備を購入する家計の省エネと、その設備をつくるための省エネはお互い矛盾をはらんでいて、改めてほんとうの省エネとは何なのかを考えさせられます。実際に、ペットボトルのリサイクルをするだけエネルギーの無駄だとか、風力発電の風だって本来は地球を冷やすためにあるのだから、途中で電気に代えるのは地球温暖化のもとだ、などという人までいてほんとうにわかりにくくなってきます。  地球温暖化は科学的に証明されていないとの理由で、アメリカ・ワシントン地球温暖化対策のための地球気候連盟(GCC)から、フォード、クライスラー、GMなどが次々と脱退するなか、最近スウェーデンのウプサラという市では、市内を走るバスの5分の1を、バイオガス車(収集した生ゴミと木材廃棄物からつくるガスで走 るバス)に代えているといいます。また、家畜の排泄物と木材廃棄物からつくるバイオマス発電も盛んに行われています。CO2を2010年までに25%減らすことを目標とした事業で、スウェーデンでは288の自治体すべてが地球温暖化に対する具体的な行動計画を持っていますが、残念ながらわが国の対策が見えません。

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