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照明器具もライフサイクルに合わせて

2018年5月14日「月曜日」更新の日記

2018-05-14の日記のIMAGE
 人間だんだん年齢を重ねてくると、今までの明るさではものが見えにくくなってきます。具体的には、深夜のトイレや外回りの玄関ポーチあたりが、若者で2lxから10lxなのに対し高齢者は10lxから30lxと3倍、一般居室は若者で30lxから150lxに対して50lxから250lxと1.5倍、作業照明では若者のそれが150lxから1500lxに対して300lxから3000lxと2倍になり、いずれも高齢者に、より高い照度が必要なことがわかります。  電気料金のなかで照明器具の占める割合は意外に多く30%から40%、状況によっては50%になるともいわれています。天井の高さやインテリアによっても選択する照明器具は変わってきますが、使われている電球の種類によっても大きく変わります。しかし、ワット数が大きくなると消費電力が大きくなったり、同じワット数でも白熱灯より蛍光灯のほうが明るいことは誰もが知っています。でもいったいどのくらいちがうんでしょうか。  光源の強さを光束といい、単位をルーメン(lm)で表しますが、100Wのシリカ電球が1500lm寿命1000時間で定価が200円なのに対し、蛍光灯の30Wで1700lm寿命8500時間で定価が500円となっています。白熱灯に近い光質の蛍光灯も開発されていて、性能から見れば圧倒的に蛍光灯の勝ちですが、白熱灯の柔らかい光が相変わらず根強い人気を持っています。  照明器具のカタログのなかには、ちょっと小ぶりでデザインがよいと、電球に珍しい種類を使っている場合があります。ハロゲンやクリプトン、ダイクロピームやスカイビームやマルチハロゲンと覚えるだけでもたいへんです。コンビニで手に入る種類だけがよいわけではありませんが、電球が切れたときのことを考えると1軒の家であまり多くの種類を使用するのは考えものです。それから吹き抜けなどは、電球の取り林えを前提として器具の位置を設定する必要があります。

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