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設備をトータルに考える

2018年5月12日「土曜日」更新の日記

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 今まで住みつづけてきて設備で苦労したことはありませんか。たとえば、1階の天井から水が漏れてどこを止めたらよいのか慌てたり、補修をするのに給排水の経路がわからずあちこちの天井を剥がしたとか、エアコンが故障して取り替えたとき、室外機との冷媒管が壁の中をくねくね走っていて結局露出配竹にしてしまったとか、増設電話はコードレスでいいと思っていたのに、インターネットのために目的の部屋までの配線がたいへんだったとか、長いあいだ暮らしていると、あれもこれもと設備にまつわる問題がたくさん出てくるはずです。  トラブルでなくとも20年近くも経つと、機械そのものや配管などの寿命で故障や漏水が必ずといっていいほど発生するものです。家電製品であるテレビや冷蔵庫、洗濯機や炊飯器だって年月が過ぎると寿命になってしまうじゃないですか。  さて、新築のときにはほとんど意識しない、これらの寿命や当たりはずれのある設備が、トラブルになって初めてどう収り付けられていたのかがわかります。そして、一様にその収り替えにくさで苦労させられるのです。  ここまでくればもうおわかりでしょう。そうです。設備は建物より寿命が短いのです。したがって、必ず取り替えるときにはどうしたらよいのか、配線や配管はうまく接続できるのかなどを十分考えて設置し、当然ですが、その機器への配竹や配線がどこをどう通っているのかといったルート確認や、必要な位置への天井点検口や床下点検口を忘れないことです。  今まで住んで経験したトラブルを思い出し、既存設備周辺の改造も含めて新しい設備を考えていただきたいと思います。何年か経っての機種変更ですが、一般的には省スペース、省電力になり、高性能になる傾向があります。しかし、あまり新製品に飛びつくと思わぬやけどをすることもありますから、機種選択は恨重にすることです。それに当然ですが、メンテナンスのことも考えて決定することも大切です。

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