不動産探しと暮らしのアイデアを伝授!住まING

トップ > 平成30年4月> 14日

新幹線通勤はこれからどうか

2018年4月14日「土曜日」更新の日記

2018-04-14の日記のIMAGE
 一時盛んにいわれていた「新幹線通勤」ですが、最近ではあまり聞かなくなりました。いったい、どこに行ってしまったのでしょうか。  というのも、そもそも新幹線通勤がいわれていた頃は、新幹線で通勤できる一戸建住宅の価格は3000万円程度で、都心の7000万円、8000万円、1億円もするようなマンションに比べ、破格の値段でした。そこで「そんな高い都心のマンションを買うくらいなら、新幹線通勤をしても、3000万円、4000万円台の一戸建てを買った方がよほど気分がいい」という考え方が、流行したのです。  しかし最近では企業も、次第に経営状態が悪くなり、通勤費に対しても寛大ではなくなってきましたから、というよりは、贅沢をしなければ通勤可能な地域の中に、いくらでも新築のファミリーマンションが発売されていますから、新幹線通勤圏にまで広げて、住宅を求める必要がなくなってきたのです。  「一戸建てでなければならない」という理由が特になく、「とりあえずわが家を持ちたい」というのであれば、新築のファミリーマンションが、2000万~3000万円台で売りに出されていますから、それで間に合うのです。広さの面では問題はあるかもしれませんが、借りている賃貸住宅から抜け出して、将来の資産保有のための住宅として考えれば、それで充分なのです。  もう、新幹線通勤は時代遅れなのです。  しかし、家は、庭が十分に作れるだけの敷地の広さを持ち、緑に囲まれた環境の良いところに建てるのが理想です。また、新幹線通勤圏の地価も相当下落していますから、新幹線通勤の定期代が出るような、余裕のある会社に勤めている人は、そこで広い土地を買って、悠々自適の生活をするのも一つの手です。事実、そういう理想を求めて、新幹線通勤を続けている人が今もいます。  ただし、自らの自腹を切って通勤費用を捻出してまで買う価値はない、と考えておきましょう。

このページの先頭へ