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金利が低ければグレードの良いものが買える

2018年3月31日「土曜日」更新の日記

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 金利が変われば、当然利子の額が違ってきますから、同じ2000万円を借りても、返済の額が違ってきます。例えば、年利5%のとき、利子は月々10万円になります。ところが、年利5.5%では、月々13万円になり、0.5%高くなるだけで3万円も高くなってくるのです。  このように、物件は同じでも金利が高くなると、月々の支払いが多くなってしまいます。しかし逆に、金利が低くなれば、普通のときに、3000万円の物件を買うことのできる人が、3500万円の物件が買えるという事なのですから、できるだけ金利が安いときに、良い物件を買っておくとよいでしょう。  将来を見越し、金利が高くなったときの事も考えてみましょう。  おそらく、立地条件の良い新築のマンションは、手に入りにくくなるでしょうから、築10年程度の中古マンションで、妥協するしかなくなります。しかし、中古マンションですと、金融公庫の借入金額の限度も低くなり、対象のマンションのグレードについての規定も、厳しくなります。  もちろん、中古でも公団・公社が建てたものは、融資が付きやすいのですが、民間の建てた中古マンションについては、たとえ規定の築年数内であったとしても、その建て方自体が問題となり、借りられない場合もあります。  以上のように、金利が高くなりますと、物件は、安いものを選ばざるを得なくなり、その物件の内容は粗悪になってきます。すなわち金利によって、自ら求める物件の内容が、左右されてしまうという事です。  そのように考えますと、家やマンションが売れるということは、少なくとも金利が低くて、物件も手に入りやすい値段である、という素地ができていて、「給与は大して増えないけれども、我慢して生活をすれば、住宅ローンを払っていける」「今の値段ならば、マイホームを買うための頭金や、諸費用くらいは手当てできる」というように、消費者が購買意欲をそそられる状況があるからなのです。

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