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造作・造り付け家具の素材の種類

2018年3月27日「火曜日」更新の日記

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 壁一面に納まった造り付けの収納。収納スペースを大きく取りながら、インテリアをスマートに演出する家具として欠かせない存在になってきました。また衣類のクロゼットやカウンター型の収納も一般に普及しています。このような造り付けの家具や、床の間や額縁などの造作の仕上げ材も、インテリアの重要な要素になります。  造作の表面に使われる素材には「天然木」「樹脂化粧板」「塗装」などがあります。  天然木の場合は、内装との調和を図るために、同じ樹種で家具を統一するという手法がよく使われます。当初からしっかりコスト計画をして、できるだけ天然の素材を多く使いたいものです。  樹脂化粧板では、表面にメラミンやポリエステルを貼った製品が普及しています。中には木調、石調といった天然素材に似た表情を再現した製品もあり、カットサンプルも充実して選びやすくなっています。また、製品の価格帯も広く、好みとコストを睨みながら選択できます。  塗装には、油性、ビニル系、フタル酸系、アクリル系、ポリウレタン系などその溶剤ごとに様々な種類があり、それぞれ価格や性能、仕上がりが違います。造作には、ポリウレタン系やラッカー系がよく使われます。基本的に色は自由に作ることができますので、塗装仕上げにする場合は、必ずサンプルを収り寄せて自分の目で確認してから決めましょう。  なお、造り付け家具を配置する場合、扉の開閉がスムーズにできるように、前面に数十センチ程度のスペースが必要になります。これが、逆に他の家具の配置に影響し、かえって空間の効率を悪くすることもあります。長方形の部屋では、長手方向に壁面収納を造り付ければ収納スペースは格段にアップしますが、短辺方向が狭い部屋には向きませんのでご注意ください。

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