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開口部材(建具)の種類と機能

2018年3月26日「月曜日」更新の日記

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 外部の窓などの開口部に使われる主な素材には、アルミ、スチール、ステンレスがあります。  アルミサッシは、メーカーのカタログから、サイズや色、価格などを組み合わせながら選ぶことができ、一般的な開口部材として広く使われています。アルミサッシを選ぶ際には、ガラス層を何層にするのか、サッシ枠に断熱材が充填された断熱サッシにするのか、といった断熱性能にも配慮しましょう。  スチールは、防火地域などで延焼を防ぐためのドアの素材としてよく使われます。重量感もあって防犯性能も高いのですが、木製ドアなどに比べてデザインが単調になりがちですので、何らかの工夫が必要です。また、耐候性の高い塗装をするなど、錆の発生を防ぐための対策も考えておかなければなりません。  ステンレスは、スチールに比べて錆びにくく、アルミより重厚感を出しやすいというメリットがあります。ただ、コストは相当かかりますので、使う場所とその効果をよく考えましょう。  開口部の計画では、素材もさることながら、防音性能にも配慮が必要です。外壁の場合、最近の下地は何層もの断熱層で構成されていますので、防音性能が向上しています。しかし、開口部は外壁に比べて防音性能が低いため、幹線道路など騒音が気になる場所では、防音サッシや2重サッシを使うことも考えておかなければなりません。  また、給気口や換気口からも意外と外部の音が伝わります。特に壁付けの換気扇の場合は、風が強い日の風切り音が気になるものです。換気扇はできれば天上埋め込み型にして、防音タイプを選んだ方がいいでしょう。

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