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不動産業者を調べる

2018年3月25日「日曜日」更新の日記

2018-03-25の日記のIMAGE
 土地そのものの話ではありませんが、最後に、土地を購入する場合にお世話になる不動産業者についても触れておきましょう。  不動産の折込チラシなどには、売主か仲介業者、あるいは販売業者が明示されていますので、まず、その業者の営業免許の許可番号に注目してください。この許可番号から、営業エリアと営業年数がわかります。宅建業の免許には、1つの都道府県のみで営業を行う場合と、2つ以上の都道府県で営業を行う場合の2種類があり、前者の場合は、東京都なら「東京都知事免許」と記され、後者の場合は「国土交通大臣免許」となります。  さらに、許可番号の頭にあるカッコ書きの数字を見ます。これは、免許の更新回数を表しています。営業許可は3年ごとに更新しますので、(5)となっていれば、12年以上15年未満の営業年数であることがわかります。  ただし、営業エリアの広さや、営業年数の長短で業者の信頼性が決まるわけではありません。 あくまでも一つの指標とお考えください。  業者が加盟している業界団体から信頼性をチェックすることもできます。例えば、(社)不動産保証協会に加盟している業者の場合、業者に代わって協会が、物件の引渡しと所有権の移転登記が済むまで手付金等を保管してくれます。つまり、仮に業者が倒産しても、協会に預けておいた手付金は手元に戻ってくるのです。  加盟団体が多ければいいというわけではありませんが、安心感という面で必ず見ておきたいところです。  チラシだけで判断するのが不安な方は、都道府県の行政窓口で、宅地建物取引業者名簿を閲覧するといラ方法もあります。この名簿には、過去の営業実績、資産の状況、取引主任者の名前、過去の行政処分の履歴などが書かれていて、誰でも無料で閲覧できます。  この名簿で特に注意する点は、過去に業務停止処分を受けていないか、取引上のトラブルを起こしていないかということです。何らかのトラブルを起こしている業者は、避けておいた方が無難でしょう。

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