【液状化が起こりやすいポイント】
2016年6月25日「土曜日」更新の日記
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- 東日本大震災では、千葉県浦安市の沿岸部で液状化か発生し、マンホールが浮き上がったり、住宅が地盤沈下によって傾くなど、大きな損害が発生した。沿岸部ばかりではなく、内陸部にある埼玉県久喜市などでも液状化が発生し、住宅が傾いたり、土台部分にひび割れができるなどの被害をもたらした。 液状化現象とはどのようなもので、どんな場所で発生しやすいのだろうか。 専門家ではないので大雑把な説明になるが、液状化現象は、表層にゆるい砂質土が分布し、地下水位が浅いところで発生しやすい。このような地盤のところが地震で強い揺れに あうと、地盤が液体と似たような状態になる。そのため、重い建造物は沈み込んで傾き、浮力のある土管など軽いものは浮き上がってしまうようなのである。 液状化が起こりやすい条件としては、 ・砂質地 ・低い地下水位 があげられる。この条件に当てはまるのは、沿岸部の河口付近や埋立地、内陸部の河川や池、水田などを砂で埋め立てた土地などだ。海のない埼玉県の久喜市で発生した液状化は、水田や池、沼を埋め立てて造成した住宅地で起きた。 それ以外にも、砂鉄の採掘跡地を埋め戻したところや、谷埋め盛り土の造成地も液状化のリスクが高い場所だ。 前述のように、もともと山だった地を削り取る「切り土」は比較的堅牢だが、新しく土を入れた「盛り土」は沈下しやすい。そのため、地盤改良などを行う必要がある。 しかし、新興開発地や傾斜地では切り土と盛り土がセットになっていることも多く、大きな地震が発生すると、押し固めが不十分であったり、地盤改良が中途半端だったりする 場所は土地が沈下して、家が傾くことがある。 このような土地に建つ物件の購入を考えているなら、盛り土の部分はどこか、地盤改良が適切に行われているかどうかをよく確認しておくべきだろう。 また、新興開発地や傾斜地、埋立地ではない場合も、液状化か発生しやすいゆるい地盤でないかどうかを確認することが大切だ。デベロッパーに尋ねるだけでなく、自ら資料を当たることも必要である。
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