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●磁石で方位のずれをチェック

2016年6月1日「水曜日」更新の日記

2016-06-01の日記のIMAGE
もうひとつ、モデルルーム見学のとき持つ・ていくといいのが方位磁石です。これはモデルルームというより、実際にマンションが建つ現地で使います。一般の方はほとんど知らないのですが、そもそも磁石の示す北と実際の北は一致しません。東京では、真北は磁北より時計回りに約6度20分ずれています。磁北と真北のどちらを使うかについて、設計図書などでは真北が義務付けられています。日彫規制などをチェックするには、実際の日照を考慮しなければならないからです。しかし、図面集をはじめ広告物では、真北と磁北のどちらを使うのかは明確にされていません。そのため、デベロッパーの中には、物件によって有利なほうを採用しているケースがあります。特に、「東向き」の住戸は磁北を使うと多少南になるので、「南束向き」などと表示することができるのです。これは広告上のアピールとしては、大きな違いになります。悪質なケースでは、斜線制限などをかいくぐるため、建築確認申請の図面でさえ勝手に方角をずらそうとするデベロッパーがあります。図面集などに記載されている方位は磁北か真北か、また故意にずらしたりしていないか念のために現地で確認してみましょう。特に東向きの住戸は、日照に人きな影響があるので十分、注意が必要です。

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