【「選択眼」の養い方】

: 物件の真の実力を見抜く「選択眼」を養うには、どうすればいいのか。まずは、できる限りモデルルームを見て回ることだろう。良くも悪くも、モデルルームには物件を販売するデベロッパーの思惑が表れている。そうしたデベロッパーの思惑を感じ取り、いい物件・悪い物件を選別するには、何軒もラーメンを食べ歩いて、うまさの比較ができるようになるのと同様、いくつものモデルルームを歩いて経験を積むしかないのである。ネット上には「モデルルームの歩き方」のようなサイトもたくさんあるので、それらを参考してもいいだろう。また、一人の専門家ではなく、それぞれの分野の専門家から話を聞くことも大事だ。たとえば、ローンについては銀行のローンアドバイザーからじっくり話を聞き、税金についてはファイナンシャルプランナーや税務関係の専門家からアドバイスを受ける。また、住宅・マンション購入の入門書などを読んで、基礎的な知識を得ておくことも重要だ。こうして知識を積み上げ、選択眼を養ったうえで、ひらめく自分の直感、インスピレーションは多くの場合は正しい