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営業マンから購入

2016年5月25日「水曜日」更新の日記

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数年に一度買うもの、たとえば、家電製品やパソコン、ゴルフのクラブ、スーツなどは専門量販店で購入することが多い。販売員からスペックや特徴の説明など多少の解説を受けてから購入するのである。さらに一〇年程度に一度の買い物、たとえば、クルマや保険などは営業マンから購入する。営業マンからより詳細な説明を受けて買うかどうかを判断するのだ。住宅やマンションになると、さらに購買頻度が低くなり、一般的には一生に一度か二度であろう。ちなみに、二、三〇〇年に一度購入すると言われる購入頻度のもっとも低い商品はなんだかわかるだろうか。答えは「お墓」である。五、六世代で一回程度しか買わないと言われているので、それぐらい購買頻度が低くなるのも当然である。さて、購買頻度の違いによって購買形態が異なることからもわかるように、一般に購買頻度が低くなるにつれて、商品の価格は高くなり、専門知識を持った販売員や営業マンがついて商品について説明する必要が出てくる。買い手側は詳細な情報を持ちえていないからである。これが「情報の格差」である。缶コーヒーはいつも買うものなので商品説明など必要ないが、パソコンを買うときには新しいOSの機能について説明がほしい。さらに購買頻度が低い住宅やマンションでは、より詳細に物件の情報を求めるようになる。つまり、購買頻度が低い商品であるほど、買う側が持つ情報が少なく、それを埋めようとするのである。購買頻度の低い商品は高額商品であることが多いので、商品の選択に失敗すると非常に後悔が大きい。しかも、情報の格差が激しい(つまり、買う側が詳細な情報を持っていない)がゆえに、物件選びに失敗しやすいのである。だからこそ、少しでも情報の格差を埋めるために、できるだけ多くの情報を得て、しっかりした「選択眼」を養うことが重要になってくるのだ。

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