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役員の苦労をみんなが認識して

2016年5月23日「月曜日」更新の日記

2016-05-23の日記のIMAGE
「管理組合はあるがほとんど動いていない」「理事も持ち回りで何をしたらよいかわからないうちに交代してしまう」などといったマンションが多く見られます。建設省が93年度に行ったマンション管理調査でも、役員の選任方法について「抽選または順番で」という答えが全体の67・3%、役員への就任要請に対しては「快く引き受ける」が15・6%に対して「やむをえず」「順番なら」が合わせて75・4%にもなっています。また、理事を経験した人たちのなかでは、「よくやって当たり前、少しでもまずいことがあれば批判される」といった空気があります。多くのマンションでは、管理費や修繕積立金を毎月納めてさえいれぱあとは管理会社にまかせておいてなんとかなるだろうといった考えの人が多く、管理組合の活動には消極的で、役員を引き受けたとしても積極的な構えになりにくいというのが実態でしょう。したがって、役員になった人はもちろんのこと、すべての組合員が次のようなことをよく認識・理解して協力し合うことが、どうしても必要になってきます。・理事をはじめ管理組合の役員はほとんどの場合自分の仕事を持ち、忙しいなかで管理組合の活動を進めなければならないこと。・理事会は素人の集団であることが普通だが、マンションの管理運営には区分所有法などの専門的な知識を必要とすること。・管理組合はたえず全世帯のことを念頭に置かなければならないこと。

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