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借地期間七五年の超長期定期借地権も登場

2015年11月6日「金曜日」更新の日記

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土地の人手方法の一つとして、定期借地権付き宅地を購入して住まいを建てる方法もあります。 この定期借地権とは、通常の借地権が契約期間満了時に借地人が希望すれば、原則的に契約を更新できるのに対して、契約期問満了後に原則的に更新できない契約のことです。 一般的には50年の借地期間が多く、この50年が経過したときには、建物を壊して更地にして、土地を地主に返還する義務があります。契約期問の50年が経過すれば、そこには住めなくなるということです。 こうした制約があるだけに、通常の所有権に比べると土地の価格は格段に安くなります。 たとえば、通常の所有権であれば土地・建物各2000万円ずつで合計4000万円の物件が、定期借地権なら土地の保証金が800万円ほどですみ、建物が2000万円とすれば、合計2800万円で二戸建てを手に入れることができる計算です。 これなら格段に購入後の負担がラクになりますし、年収などの条件から総額4000万円までOKという人なら、ひと回りもふた回りも広い土地を手に入れて、よりゆとりのある住まいを建築することができるかもしれません。 しかも、最近では借地期間が50年ではなく、75年という物件も登場しています。50年だと購入した人一代で終わってしまうかもしれませんが、75年なら、子どもや孫の代まで住めるでしょう。 この定期借地権制度、1992年からスタートしてまだ10年強しか経過していないこともあって、年間の供給件数はさほど多くはないのが実情です。具体的にいえば、多い年で4000件、少ない年で2000件強といったところですが、75年の定期借地権ということで関心が高まれば今後は増える可能性もあります。 その動向に注目しておきたいところです。

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