住宅取得資金贈与における贈与税の計算
2015年10月23日「金曜日」更新の日記
- 住宅取得資金贈与の場合の贈与税の計算は,一般的な贈与税の計算方法に対して,「5分5乗方式」と呼ばれる特別な計算方法によって計算が行われます。この計算によれば,次に掲げる「贈与税額の比較表」のとおり,贈与を受けた住宅取得資金のうち特に1,000万円までの贈与については,「一般贈与」と比べて相当贈与税が安くなります。また300万円以下の住宅取得資金贈与は,贈与税がゼロとなります。 (注)住宅取得資金贈与は,贈与税の基礎控除額(1年につき60万円)を5年分先取りすることによって,300万円までの住宅取得資金贈与に係る贈与税をゼロとするものです。したがって,特例適用者については,住宅取得資金贈与を受けた年の翌年以後4年間は,原則として60万円の基礎控除はありませんので,たとえ60万円以下の贈与であっても,贈与税が課税されることになります。