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耐震住宅

2015年10月18日「日曜日」更新の日記

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耐震住宅とは、ひと言で表現すれば「建物をガッチリと固める工法」によって建てられた住宅のことです。阪神・淡路大震災を境に、建築基準法は大きく見直されることになりました。この震災では、昭和56年以前の住宅が大きな被害を受けたことが明らかになりました。これは木造住宅のみならず、鉄骨造や鉄筋コンクリート造などの住宅も同様でした。そのため、建物自体の強度を上げて、地震に耐えるものが目指されるようになりました。これが耐震住宅であり、現在の新築は、建築基準法を満たしている時点で耐震住宅であるということになります。耐震住宅は、頑丈に建てられた建物全体で地震エネルギーを吸収して、地震の揺れに耐えようとします。地震の揺れをそのまま受け止めるため、内部にも大きな揺れが生じることになります。つまり、テレビや冷蔵庫といった家具類が室内に散乱する危険性があります。家具を金物でしっかりと固定するなどの備えが必要でしょう。室内用の固定材、免震部材などを扱う会社もあります。ただし、施工方法などを間違えると、効果が半減するおそれもあります。設計基準に合った、正しい取りつけが求められます。なお、古い木造住宅などでは、近くに交通量の多い道路などがあり、建物が頻繁に揺れているようなケースもあります。この場合、家具や冷蔵庫などを突っ張り固定器具で固定させていたつもりが、いつの間にか外れているといったことがあるので要注意です。

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