設計の独自性
2015年10月10日「土曜日」更新の日記
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- ■効率的な設計・自由な注文に応じられる
ハウスメーカーにしても、工務店にしても、どちらかといえば「設計の独自性」というもの
は、余り重要視はされない。
それよりは、ハウスメーカーなどはコスト削減の立場から、パターン化を重視している。そ
の欠点は、土地の形や、採光などの点で効果的な設計が期待できないということである。
すなわち、大手のハウスメーカーは、「個別性」を嫌うので、どのメーカーに頼んでも大した
画期的なものはできない。
それに比べて、設計事務所では、ユーザーの希望を優先し、デザインに気を配った建物を考
えるので、割合に気にいった建物ができ上がる可能性が高い。もちろん、それは設計事務所の
力量も反映するので、一概には言えない。
それでも、ハウスメーカーの限られた範囲の設計よりは、自由度が高いはずである。
最近では、天井を吹き抜けにしたり、1階のレイアウトを大胆にするなど住む人の考えや希
望を取り入れた個性的な家をよく見る。日当たりによっては、1階を寝室にして、2階を日の
当たるリビングにすることも可能となる。
そこで、設計事務所に依頼した場合のメリット、デメリットについて考えてみよう。
●設計事務所主導の場合のメリット・デメリット
・メリット
①何よりもいいのは、どこにもない独自性が出せることである
②地形や、採光のハンデがあっても、それをカバーした住まいができる
③最新の建設資材を活用した建物ができる
④時代を先取りした住まいの形が可能
・デメリット
①個別性を追求し過ぎると、建設費用が高くなる
②設計士の個性が出過ぎることがある
③設計事務所の考え方に工務店がついていけない時がある
④工務店の技術が設計書通りにできない
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