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LDの広さは専有面積の4分の1が目安

2015年9月13日「日曜日」更新の日記

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●LDの広さは専有面積の4分の1が目安
 住まいの中で中心になるスペースは、やはりリビングダイニング(LD)でしょう。その広さは、前節でも述べましたが、住戸の専有面積に対して4分の1以上が目安です。たとえば、専有面積が22坪 ならその4分の1である5.5坪=11帖以上あれば、一応合格といっていいでしょう。これより狭いと、LDが使いにくく、住戸全体のバランスも悪くなります。

●12帖以下のLDで正方形
 LDでは、広さとともにその形状も重要です。マンションの経験の少ない設計事務所やゼネコン設計部のつくった住戸プランでは、正方形に近いLDを見かけることがあります。間取図を見ているだけでは大人して違和感もなく、むしろ広く見えたりして人気が高いようですが、LDが12帖以下の場合は要注意です。テーブルや椅子、ソファー、サイドボードなどを置くと、あちこちにデッドスペースができて使いにくいからです。たとえば12帖の正方形型LDの場合、壁の長さは4.2m~4.4mです。ここに標準的な長さ1.5m、幅80mの食卓を置くと、残りのスペースにサイドボードやソファーをうまく配置することができません。これが縦長だと、テーブルとソファーなどの間に十分な間隔を収ることができ、無理なく置けるのです。住戸の広さが70㎡~75㎡くらいの場合、LDはなるべく長方形で、リビングゾーンとダイニングゾーンがセミ・セパレートしているほうが使いやすいといえるでしょう。子供部屋や主寝室などについても、同じことがいえます。一般的に、居室は壁が多いほど使いやすいものなのです。

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