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多少の費用を惜しむな

2015年9月9日「水曜日」更新の日記

2015-09-09の日記のIMAGE
●多少の費用を惜しむな
では、どうするのか。一番いいのは、建築の専門家にコンサルティングを依頼することです。モデルルーム見学の際に同行してもらい、一緒に設計図書をチェックしてもらうのです。できれば、マンションの意匠、構造、設備全般に通じた専門家が理想です。実は、ひと口に建築士といっても、構造を専門にする人、意匠を専門にする人、設備を専門にする人に分かれており、専門以外の分野については設計図書を見てもよくわからないということがあります。専門家に頼むともちろん費用がかかります。しかし、何千万円もする大きな買い物ですし、後で後悔しないよう本当にきちんとチェックしたいなら、それくらいの出費は惜しんではいけません。

●周辺物件とは単価で比較する
周辺の物件と比較する場合、広さ(専有而積)がまったく同じでない限り、総額で比較しても無意味です。必ず、1㎡ないし1坪の単価で比較してください。単価を算出するには、真ん中の階の中住戸を使うといいでしょう。単価を比較して差がある場合、駅からの距離、建物の設計レベルなどに見合った差かどうかを検討します。不動産にはまったく同じものはありませんから、10%程度の差で合理的な説明がつくなら、同等と見ていいでしょう。しかし、特に理由もなく20%以上の差がある場合、高いほうのマンションは売主が強気の価格設定をしているか、土地代(購人費)が極端に高かったか、何らかの特殊な要因があると思われるので、注意すべきです。

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