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間取りプランこそマンションの価値

2015年9月8日「火曜日」更新の日記

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●間取りプランこそマンションの価値
最近は、有名なインテリアデザイナーにモデルルームのデザインを頼んだり、豪華な内装仕様をオプションで用意したりしているケースもありますが、ことは同じです。こうしたやり方は結局、中住戸の間取りプランに工夫がなく、購入者にアピールできないことに一因があるのです。マンションの本質的な価値とは、立地環境や室内空問の広がりとともに、間取りプランにあると私は考えています。それに比べれば、設備や内装は付随的なものにすぎません。真っ向勝負を避け奇襲作戦に血道を上げているのが、多くのモデルルームの現状なのです。その点、モデルルームを標準仕様でつくっているデベロッパーは好感が持てます。購人するほうも、そうした事情を知った上でモデルルームを訪ねたいものです。

●何百枚もの図面と表
設計図占とは、建築確認申請に用いた設計図や仕様書を整理したものです。大きく分けて4種類あり、すべて合わせると何百枚もの図面や表が含まれます。たとえば、「意匠」関係の中にある矩形図を見ると、階高、天丼高、床や天井の仕上仕様などがわかります。あるいは、「構造」関係の設計図書を見ると、地盤の状態を調べたボーリング図や鉄筋コンクリートの強度、耐久性に関する情報が得られます。ただし、設計図書はもともと工事関係者が使うためにつくられていることから、素人が見てもチンプンカンプンでしょう。そのため、せっかく販売センターに備え付けてあるのに、設計図書を見る 購入者はほとんどいません。販売批当者でも、設計図占を読みこなせる人は少ないのではないでしょうか。

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