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階段・玄関の手すりをひと工夫

2015年8月27日「木曜日」更新の日記

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手すりというと、まず階段の手すりが思い浮かぶ。家の中で一番危険な場所だからである。次に風呂場である。足元が滑りやすいので、手で持って体を支える手すりが必要だ。玄関も、思いのほか手すりがあると便利な所だ。お年寄りの家族がいる家では、トイレの手すりも検討すべきである。 まずは、階段の手すりについて考えてみる。回り階段の場合、内側に近い部分を歩きたがるのが普通だが、本来は、回り階段の壁面の大きい外側に手すりを付けたほうがよい。安全を考えるなら、両側に付けるとよいだろう。なお、回り階段の中間に、縦の手すりを付けると、実際に使ってみて便利である。 手すりの形は、板状のものよりは丸棒がよい。太さも、直径三二ミリ程度のものがよいだろう。太すぎても細すぎても握りにくい。材質はやはり木をお勧めする。無垢の木は感触がよく、冷たくない。プラスチックの物は、コーナー用の部材が揃っているので、一階から二階までの連続した手すりにする。 玄関の上り権の所には、手すりを付けるとよい。人は、靴を履いたり脱いだりするとき、ふらつくことが多い。また、靴べらを使って靴を履くときは、片方の手で手すりを握りたいものである。玄関の土間からホールへ上がる椎近くの壁などに手を付いて体を支えたくなる。壁の汚れ防止のためにも、手すりは必要である。 手すりに加えて、靴を履くときに腰を下ろす台を備えた玄関である。これは、建築主の提案で作った。よく考えてあると思う。 デザインを重視した、手すりらしくない目立たない縦のタイプである。安全上、いくらか問題はあるが、階段の縦長の窓との調和を考えた結果こうなった。各手すりの長さを変えてあるのも面白い。 手すりは、縦か横かを決め付けないで、いろいろ工夫するのもよいと思う。取り付け位置は、住む方が実際に試してみて決めるとよい。使う人は手すりに頼って体重をかけるのだから、下地をしっかり入れて充分に安全なものにすることが、何よりも大切である。

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